Webサイト上でリアルタイムに接客ができる解析ツール「KARTE」を運営している株式会社プレイド。
営業支援ツールSalesforceを早期に導入し、現在はSalesforceとの連携機能「MakeLeaps for Salesforce (以下、ML4SF) 」を積極的に活用しながら事業を展開しています。
そこで今回はプロジェクトマネージャーとして、社内のバックオフィス業務を担当している後藤 圭史様に、ML4SFを選んだ理由やSalesforceと連携した際の強みを語っていただきました。
専属の経理担当者がいないベンチャーだからこそ、営業〜経理業務はシステム化で最小限に
少数精鋭の約20名のメンバーで、急成長中のWebサービス「KARTE」を運営している株式会社プレイド。
社内のIT化を創業当時から進め、営業人員がまだ多くはない組織ですが、営業支援ツールの中でトッププレイヤーであるSalesforceを早期に導入しました。
その中で課題だったのは、クライアントとの商談・見積から契約・請求、入金消込まで利用していたシステムがバラバラで一元管理ができていなかった事。
「Salesforceはカスタマイズの自由度が非常に高く、できないことがないというレベルで満足していました。
しかし、請求書関連は別のWebサービスを使用しており、Salesforceとシステムが連携されていないことで、請求書を発行した後の入金管理や与信評価などが十分にできていませんでした。
社内システムは運用している過程で課題が出てきてリプレイスし、結果的に費用が高くつくこともよくあることなので、早期に何か対策ができないかと考えていました。」
後藤様は社内のバックオフィス全般を担っていますが、経理の専属ではないため、業務を効率化する仕組みを早急に実現する必要がありました。
社員を運用ルールで縛らず、システム導入で負担を減らす
自社サービスである「KARTE」の利用ユーザーは、アパレルや美容メーカーを中心に、求人情報や不動産のサイトを運営している企業などにも幅広く利用されています。
このようなクライアントに請求する月々の利用料金は契約によって様々で、ほとんどが利用実績によって変動する従量課金制を取り入れています。
そのため、請求書の通数が増えれば、発行漏れや入金遅延なども必然的に増えていきます。
15年8月1日にSalesforceとMakeLeapsの連携機能「MakeLeaps for Salesforce (ML4SF)」が公式リリースされ、すぐにMakeLeapsの利用を検討しました。
「社内システムとして導入したSalesforceでは、取引先・取引先責任者・商談(商品)・契約・実績など見積書や請求書の元となる情報が集約されており、ML4SFは、そこから先の請求業務まで一元管理できるため、私たちがまさに求めていたものでした。
組織としては、個々のパフォーマンスを最大化するにルールではなくシステムで担保していこうという方針があるため、導入もスムーズにいきました。カスタマイズのための初期費用や開発工数がかからないのも良かったです。」
今後の成長を見越した組織の業務改善に、ML4SFによるシステム化が効果を発揮
「ML4SFを利用しはじめて、請求や入金確認まで、全てSalesforce内で一元管理できるようになり、作業工数は減りました。
自社のサービスを導入する企業がさらに増えれば、ML4SFの連携の効果はもっと大きくなると感じています。
MakeLeapsの使いやすさに関しても、マニュアルを見ないで直感的に利用できるため全く不満はありません。
当社のようなベンチャー企業は、人を常に増やしていくことより個々のパフォーマンスを最大化していくことが何よりも大事になります。そのため、SalesforceやMakeLeapsのようなWebサービスを積極的に活用することで、営業も経理も負担が減るのは嬉しいですね」
今後、事業が成長していけば、当然ながら社員も増えていきますが、プレイドではバックオフィス業務を担当する人数は最小限に抑えたいと考えているそうです。成長してから対策を講じるより、今後の成長を見越して次々に社内の業務を改善していく姿勢があることが同社の強さにも繫がっています。
今後の展望
「仕事はしていて楽しくないとだめ、自分たちがこのビジネスにワクワクしないといけない」と語る後藤様。
株式会社プレイドでは、企業が急成長している中で、一人ひとりが楽しみながら、最大限の効果を実現する組織づくりをしています。また、後藤様は自転車が趣味で、まとまった期間をとって地方に遠征に行く際も現地でバックオフィスの仕事をしているそうです。ITで仕組み化された業務が多いため、場所や時間を問わず働けるのも素敵ですね。後藤様、ありがとうございました!